2025明治安田J2
第17節 いわきFC
2025.5.25 SUN 13:00 KICKOFF
ハワイアンズスタジアムいわき
2-1 いわきFC
死力を尽くした上位対決から一週間
アウェイ2連戦の2戦目
相手は同じ東北のいわきFC
オール福島でなく いわきFCと言うところが福島の土地柄っぽい
北は福島、西は会津、中央は郡山、東はいわきと同等規模の都市が4つある福島
気候も中通り(郡山、福島はここ)、浜通り(いわき)、会津地方と分かれている
と言うことで、いわきFCは浜通りの雄
震災後、いわきを東北一の都市にすることを目的とし、震災復興の象徴と語られることもある
J2昇格3年目、チーム創設10周年を迎える
アンダーアーマーの日本代理店がチームに関係する事もあり、体に関する恵まれた知識、設備で選手達は強靭なフィジカルを身にまとうことが可能となる
若い選手が多く、ベガルタ同様育成型を指向するチームだが、乗せたら怖いいきのよい若鮎達である
ここまでのいわきFCは開幕でジェフと対戦
試合内容は非常に良かったが結果は0-2で敗戦
そこからなかなか勝点を積み上げられず3勝6分7敗と順位は17位 ただしあなどるなかれ
その3勝は甲府、大宮、長崎とポテンシャルの高いチームに勝利している
対する今節の仙台
前節からエロン選手のメンバー入り、練習映像では左サイドの有田選手の合流等
怪我人も徐々に復帰 そして後押しするサポーターの圧倒的な応援は日本だけでなく、遠くスペインの方々にも届いたらしくFOOTBALL ZONEのニュースには以下のような内容で記事が掲載されていたり明るくポジティブな話題が多かった今週 Jクラブチャントが「海を越えた」 海外ファン制作のスペイン語オリジナル楽曲に注目「距離は関係ない」
そんななか、会社のセミナーで講演を依頼した関係で知り合った講師の先生からこんな報も届いた
最近旅行したマチュピチュでのエピソード
先生がペルーのマチュピチュに向かう途中、列車線路に落石があり列車がストップ
駅に向かう道路は観光客で大渋滞
駅側はそんな状況を予想しゲートを開けない
駅に入れない観光客は路上にさらに溢れ、道路は大渋滞の大混乱となった と、その際になぜか日本人だけが駅に入れてもらえる事になったと言う
現地のツアーガイドが駅側に交渉してくれたためのようであったが、駅に入れた理由は
現地ガイドさん曰く、
「日本人はちゃんと規則を守るし、駅に入ってもおかしな行動をしない」
との駅側の判断だったと この時、先生は(先生は千葉出身)、東日本大震災のときの東北の方々の冷静な行動が世界に認められているのかとあらためて誇りに思い、東北の人々に尊敬の念を抱いたと言う
その後、無事日本人グループはゲートを潜って駅の待合室で待機することができたと言う話
このようなエピソードが語られる地に拠を構えるチームとして、今日も素晴らしい試合をしようではないか
と言うことで、今日の仙台のフォーメーション
GKに林選手
DFに右から真瀬、井上、菅田、石尾選手
中盤は郷家、鎌田、荒木、オナイウ選手
FWにオナイウ、荒木選手
いわきに勢いを与えず、勝ち点3をもぎ取る事が出来るか?
序盤6分ぐらいまではいわきが優勢、ホームと言うこともあり強度を強めるが、林選手の好セーブ等もありなんとか無失点でしのぐ
すると前半10分左からボールを運んだオナイウ選手が中央右のエロン選手へクロスを供給
怪我の期間中、体重を落とさず、体脂肪を落としその時のために牙と研ぎ、体を絞ったエロン選手が前節千葉戦のデジャブとなるヘディングを相手ゴールに押し込む
ゴール 1-0
ここまで仙台が先制した試合は8勝0負けの勝率10割
しかし、いわきも果敢に仙台陣内に攻め込む
そしてついに前半23分の谷村選手が右サイドのクロスに反応し仙台ゴールエリア中央からヘッドで仙台のゴールをこじ開ける
1-1同点
55分にオフサイド判定で得点にはならなかったが、中央をこじ開けられあわやの1-2(ここは少しの時間をおいて審判団、両チームに説明があり、結果オフサイド判定で大きな混乱が起きなかったというのも素晴らしい事だったと思うし、一度はゴールアナウンスに沸きながら審判の判定を受け入れ、大きな混乱とならなかったいわきサポーターをリスペクトしたい)
仙台は66分にFWにエロン選手に代え宮崎選手
この日は今一つ守備の安定しなかった石尾選手にかえ奥山選手を投入
そして歓喜が訪れたのは76分
右サイドに開いた宮崎選手がボールを保持しゴール前へドリブルで侵入
右サイドに送ったパスは流れたかと思われた瞬間、フリーランを常に惜しまない郷家選手がそのボールに追いつきゴール右隅に流し込む
まるで魂の宿ったかのようなボールはゴールへ吸い込まれる このシーンひいき目かもしれないが、宮崎選手のゴール右に流れたパスに対し、相手GKはまさか相手ボールにならないだろうと一瞬戻りが遅れているように見えるし、相手DFもしかり 郷家選手だけが諦めず全力でボール奪取に力を注いでいたのだった

2-1 いわきFC
試合はその後90分に郷家選手に代え高田選手、真瀬選手を右サイドハーフへ上げ、盤石の守備網を構築する
必死に攻めるいわきFC
後半のアディショナルタイムには武田選手に代えマテウスモラエス選手、荒木選手に代え工藤蒼生選手と不落の要塞を構築した仙台 その後しっかり守り切り逃げ切りに成功
海を渡って届いた東北スタイル この試合でも双方のそれが感じられる試合であった
一瞬たりとも気を抜けばやられるリーグJ2沼を渡り切れ
FORZA仙台‼
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