鳥肌

サッカー
goose pimples

【ベクトルを一つに】

今週水曜日の天皇杯 目の前にある「次のステップ」や「成長のチャンス」を自らの手で掴み取ることができなかった仙台のリーグ出場を目指す選手達 ここ最近のチームの状況に、サポーターの胸の中にもモヤモヤとした不完全燃焼の感情が鬱積

そんな停滞感に仙台GKの松澤選手が、水曜日の試合を経て危機感を持たないチームにカツを入れる
だが、その言葉は誰よりも自分自身に向けられた鋭い刃だ 発言に退路を断ち、己に途方もない厳しさを課して挑む背中 

その覚悟に、サポーターも魂を揺さぶられる                  

「俺たちも腹を括る」

スタンドの熱量が一気に跳ね上がり、全員でチームの魂に火を注ぎ込む 今日のユアスタは、まさに「勝ち以外は一切許されない」という異様なまでのヒリついた空気に包まれていた

あいにくの雨 連日の夏の酷暑に痛めつけられたピッチは、あちこちで土が露出している  ピッチコンディションすら味方してくれない そう、僕たちが進む道はいつだって棘の轍なのだ 甘い道などどこにも残されていない 最高に厳しいシチュエーションは臨むところ

【今日の対戦相手】

対戦相手は、日本サッカーの新たな歴史を刻む100年構想リーグWEST-Bの覇者・テゲバジャーロ宮崎  開幕から勝ち星に恵まれていないとはいえ、一瞬の隙を突く鋭い攻撃は間違いなく脅威 何より、仙台にとって宮崎は厳しいキャンプを受け入れてくれた大切な地でもある 初対戦となるこの試合、リスペクトを込めた最大の恩返しは、圧倒的な勝利という結果で示すことしかない 

ここから再び上位へ駆け上がっていくための、最初の大切な足がかり  雨で煙るユアスタに響き渡るチャント ピッチに立つ選手たちの顔つき、覚悟は出来たか

本日の試合結果

2026/27明治安田J2
第4節 テゲバジャーロ宮崎
2026.8.29 SAT 19:03 KICKOFF
ユアテックスタジアム仙台

4-2 テゲバジャーロ宮崎

試合経過

出場メンバー(ベガルタ仙台)

【スタメン】

  • GK:林選手
  • DF:井上 選手、石井選手、マテゥス選手、高田選手
  • MF:松井選手、武田選手、杉山選手、中島選手
  • FW:岩渕選手、梅木選手

【サブメンバー】

  • GK:堀田選手
  • DF:五十嵐選手、菅田選手、
  • MF:鎌田選手、南選手、浅倉選手
  • FW:心選手、宮崎選手、荒木選手

今日のアンカーは松井選手 ボールを保持しパサーの鎌田選手と、ピッチ内を縦横無尽に動き回りボール奪取能力に長ける松井選手 相手のやっかいな前線に対し今シーズン初スタメンとなる松井選手を選択 これで鎌田選手がベンチに控えているわけだからなんとも贅沢

試合スタッツ

後半前半仙台宮崎前半後半
61016シュート734
134CK514
4913FK1257
134オフサイド101
000PK000

得点経過等

【前半】

  • 09分【GOAL!】ベガルタ仙台(1 – 0)
    • 梅木 選手(先制ゴール) この試合のファーストシュートは梅木選手 前節交代間際の顔面の接触で本日はフェースガード着用の解決ゾロ(古い?)状態 やはり先発で起用されるだけあり体の切れが良い 得点シーンは左クロスからゴール右にマテウス選手が流れ、彼の長身からのヘディングでゴール前に折り返し、そしてそのボールを顔面の負傷等気にせず果敢に相手GK近くまで詰めた梅木選手がお腹トラップからの体の方向とは別に右足を伸ばす するとボールは鋭い上昇角度で相手ゴール上にツキササル 彼らしい泥臭いゴール (鳥肌1)
  • 15分【GOAL!】テゲバジャーロ宮崎(1 – 1)
    • 相手村越選手のゴール前左サイドから侵入しながらアウトサイドでベガルタゴール右沸きにシルクのようなコントロールシュート 敵ながらあっぱれ 技ありのゴール。。。しかたないな
  • 22分【GOAL!】ベガルタ仙台(2 – 1)
    • 中島選手(勝ち越しゴール) ゴール左で梅木選手、石井選手とからみ梅木選手に戻したパスをワンタッチで中島選手に送ると 3ゴールまで30メートル程度の距離から左足を振り抜く THE中島ゴール ゴールエリア外、これまで何度も見てきた彼らしい軌道 相手GKの上を小さい弧を描きながらゴールネット右隅に決まる 中島選手曰く「たまたま」のゴールだったと言うところが憎い (鳥肌2)
  • 27分【GOAL!】ベガルタ仙台(3 – 1)
    • 中島選手(この日2点目となる追加点)石井選手がゴールエリア左から放ったシュートが跳ね返り中島選手の元に これを強烈な右足ミドルで決める 気もちぃぃ~ (鳥肌3)

【後半】

  • 61分〜67分頃【交代 & 追加点】
    • 67分【GOAL!】テゲバジャーロ宮崎(3 – 2)宮崎が1点差に詰め寄る 強烈ミドルが井上選手にあたり角度が変わり林選手ノーチャンス
    • 74分:仙台は74分に梅木→荒木、松井→鎌田選手に代え相手の起点となる部分にフレッシュな選手を投入 前係にならざるを得ない相手に対し豊富な運動量でボール奪取してからの味方カウンターの威力を増す そして中島選手を前線に上げる
    • 85分:岩渕選手に代え心選手を投入
    • 90分+2分:杉山選手に代え菅田選手、武田選手に代え浅倉選手を投入(この交代もなんとも贅沢)
  • 90分+3分【GOAL!】ベガルタ仙台(4 – 2)
    • 浅倉選手(彼の真骨頂のパスセンス)前がかりになった相手のボールを奪うと中島選手が前線に走り込んで来た浅倉選手にパスを出す 浅倉選手は走り込みながら相手GKの位置取りを冷静に確認し正確なパスのようなシュートをゴール左隅に決める う~んセクスゥイ~(鳥肌4) ※中島選手は3点に絡んでいる

【試合雑感】

雨の中に心地よく響く我らの手拍子

ここまでのうっ憤を晴らすように、FW陣(梅木・中島・浅倉)の躍動により4ゴールが生まれる、ホーム初勝利・リーグ2連勝を飾る結末となった この日の仙台は両サイドが100年構想リーグの時のように機能していた 高田選手と杉山選手の関係性の右サイド、マテゥス選手と石井選手、時折中島選手がからむ左サイド 宮崎の素早い攻撃もあり、試合の流れが目まぐるしく変わる中、スタンドをどよめかせたのはやはり中島選手 同点においつかれた後の彼のスーパーミドル?はスタジアムに熱狂をもたらす彼のチャントの手拍子だけが心地よく響くユアスタ 本当の帰着弾 

悔しさは成長の肥しだ

ベガルタ仙台は後半、宮崎選手と五十嵐選手の交代を取りやめる場面が二度ほどあったパネルが用意されかかったまさにその瞬間、ピッチ上の展開を受けたベンチが即座に動き、交代を「取り消し」に

一瞬の躊躇も許されない局面で、泥臭く勝利を手繰り寄せるための鋭い判断 ベンチのその緊迫感と本気度、目の前の勝利だけに全神経を研ぎ澄ませていたと思う そして、結果的に交代とはならなかった彼等は悔しそうにしていた 当然のことながらケアはあるだろうが、その悔しさこそ成長の肥しだ サポータはそんな選手達をしっかり見ている

ユニット

杉山選手と高田選手で構築する新しい右サイド 3バックと4バックを柔軟に行き来するシステム可変や、相手の出方に応じてボール奪取型・保持型と役割を瞬時に変える彼らの存在が、この日のチームの骨組みを強固に支えた

積み上げたものは消えない

試合が始まれば、前節までの鬱憤を晴らすかのような「怒涛のシュートチャレンジ」 狙いすました仕掛けと積極的な姿勢が実を結び、梅木選手の先制点に続き、中島選手の圧巻のゴールなどでゴールを重ねていく やはり、このチームの実力のベースは間違いなく高いレベルで出来上がっているのだと確信

宮崎、、、脅威を感じるチーム

同点弾、追加点、それ以外にもゴールを予感させられてしまうシーンがいくつかあった 開幕後勝利が得られていないチームだが、鋭い攻撃は試合中脅威を感じるものだった(育英出身の佐藤選手も凱旋おめでとう)加えて、水曜日に行われた天皇杯を主力で戦い今日のピッチに挑んでいるわけであるので、メンタル&フィジカルは相当にタフネス この後の対戦相手は食われるチームが必ず出てくると思う 今後にも注目しておきたいチームの一つとなった

1分で試合を決める男(ファンタジスタかミリンダジスタか?)

投入から1分経つか経たないかの一発回答 試合決定づける浅倉選手のダメ押しゴール スタンドでその光景を目にした瞬間、全身の毛穴が開くような感覚に襲われた  体の底から湧き上がる衝動

僕たちの求めていたものとは

そう、僕たちが求めていたのは、この「鳥肌」が立つ熱狂と結果

役者が役者として徐々に黄金に変わって行く 今シーズン僕らはそんな選手達を見届けるのだ

どんな時でもうつむくことなく前を向き、信じた道を進め

FORAZA仙台

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