はじめに
2026年9月9日(水)この日自分は出張で山形県米沢市に 丁度お隣の福島市でベガルタ仙台の試合が開催された 当然の事ながら現地に行くことはかなわず夕食を同僚と市内で取った後期待しながらネットを覗く 育成ではなく、カップ戦も勝利にこだわると宣言したチーム 正直ベガサポとしてはこのような決意を語られた後の試合は悪い予感しかしない 長年ベガサポだったDNAが、体の細胞レベルでその予感を伝えあっている ぶるぶる この日米沢は20度 という事で半袖で来た自分の体を色んな意味で悪寒が襲う
本日の試合結果
2026/27 JリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド1回戦
2026年9月9日(水) とうほう・みんなのスタジアム
福島ユナイテッドFC 4-3 ベガルタ仙台 負けましたぁ
この日見えた未来と収穫
雨のとうほう・みんなのスタジアムで行われたルヴァンカップ1回戦 東北ダービーとなった公式戦初対戦の福島ユナイテッドFCとの一戦は、見かけ上は乱打戦での3-4の敗戦
J3相手に華麗なパスサッカーに翻弄された仙台 最大3点差をつけられた展開から、終盤に1点差まで詰め寄ることが出来たが完敗と言っても良い内容 しかし、しかし負けたにもかかわらずこの試合で見えた「5つの収穫」をお花畑の頭で考え無理やり記載する事にする だってくやしいもん(号泣)
試合ハイライト&メンバー
- 結果: 福島ユナイテッドFC 4 – 3 ベガルタ仙台(前半 1-0 / 後半 3-3)
- 得点者(仙台): 61分 鎌田選手、88分 井上選手、90+2分 鎌田選手
1.チーム戦術の錬度:錬度、質、現在地
ターンオーバーで臨んだこの一戦、強みと弱みの両面を見せた仙台、日頃のトレーニングで培ってきた「チームとしての狙い」は随所に確認することは出来た
特にシュート数では相手を上回る16本(枠内10本)を記録 ポジションごとに求められる役割の理解度は皆が共有出来ていたと思う ボールを保持して主導権を握ろうとする意識は終始一貫 4失点という大きな課題はつきつけられたが、トップと1.5、セカンドの質の違いの確認と誰が出てもチームの戦術モデルを稼働させられる「ベースとその質」が確認できたことは、今後の長いシーズンに向けた大きな収穫の一つとして考えたい 「ブロック間で引き出して前を向く」攻撃の型自体は機能しており、アタック面におけるベースの深さは感じられた
守備の細かい距離感やリスク管理といった課題が浮き彫りになったこと自体も、実戦だからこそ得られた貴重なデータ この経験を経て「誰が出ても勝てるチーム」へとビルドアップしていくための、重要な一歩としたいところ
2.スカウティングしづらい環境での「個人技の発揮」
カップ戦ならではの大幅なメンバー入れ替え お互いに事前情報やスカウティングが通用しづらい環境だからこそ、試されたのはチーム戦術以上に個の「地力」
その中で圧巻の輝きを放ったのが、2ゴールを挙げた鎌田選手(守備はおいといて)相手のブロック間で見事にボールを引き出し、61分にはチームを勇気づけるヒョロヒョロドリブルの追撃弾、さらにアディショナルタイムにはゴール右上隅へ吸い込まれるコントロールシュート 相手の強み・弱み関係なく、自らの技術で局面を打開できる個の力を見せつけてくれたのは流石のひとこと ここでもリーグ戦に出場していない選手の名前が出てこない部分は寂しいところだが、改めて個で勝負出来ていたと思うのは彼等だった

個の技術と強みを発揮した出場選手
- 鎌田大夢(MF)
- 発揮された個の技術: 狭いエリアでボールを受けられるトラップ技術、高精度のミドルシュート 両サイドを狙われまくっていたけれど、やはりボールを持った際の彼の動きは秀逸 そして、この日は自分がなんとかすると言う彼の意識がプレーにはっきり表れていた
- あっぱれ: 相手の守備ブロックの隙間でスムーズに前を向き、1点目の追撃弾とアディショナルタイムの鮮やかなミドルシュートで2ゴールを獲得 スカウティングが難しい状況下で、個の技術によって打開できる大きな存在感
- 井上詩音(DF/FW)
- 発揮された個の技術: 高さを生かした空中戦の強さと、ゴール前での勝負強さは流石詩音選手
- あっぱれ: 本職の守備だけでなく、パワープレー気味に前線へ位置を取った終盤において、相手DFの圧力を跳ね返す高さと泥臭く押し込むゴールで流れを引き寄せた
- 武田英寿(MF)
- 発揮された個の技術: 高いキック精度と局面を変えるパスセンス
- あっぱれ: 途中出場からピッチに入り、一瞬で攻撃のテンポを変える配球を連発 セットプレーや展開の場面で明らかに相手を上回る個のアイデアと技術を見せた
そして堀田選手がGKを務めると必ず複数得点を挙げていると言う点にも注目しておきたい(4点取られてるけど)
3.連携:交代選手が流れを変えた「イメージの共有」
話が前後するがサッカーがチームスポーツであることを改めて実感させられたのが、後半途中からの交代策とピッチ上の連携UP
途中出場でピッチに立った武田選手や井上選手らがスムーズに試合へ入り、周囲とのアイコンタクトやテンポの素早いパス交換でリズムを一変させる 88分には、前線へ上がっていた井上詩音選手が泥臭く押し込んでゴール 意図したプレーのイメージがチーム全員で共有されていたからこそ生まれた、連動性の高い素晴らしいヘディングでの追撃弾
4.アクションとリアクション:果敢に「挑み続けた」スタンス
冷静に考えると、この試合は相手の勢いやホームの圧力に対し、自ら主導権を握りに行く「アクションサッカー」を最後まで貫いたという事になる そうJ3相手にリアクションサッカーなどありえないのだ
ビハインドの展開でも引き下がって相手の出方を見る(リアクション)のではなく、自分たちから前へ前へと圧力をかけ続けた仙台 残念ながらこの日は相手のこちらを上回る素晴らしい縦への小刻みな早いパス交換でチンチンにされた仙台だが、リスクを背負ってでも攻め続ける姿勢が相手の出足を鈍らせ、最終盤の怒涛のラッシュへとつながった ピッチ上の選手たちが「自分たちから仕掛けて逆転する」という強い意思で団結していた瞬間 最後まで誇りを捨てずにアクションサッカーで挑んだ仙台のメンタルに拍手。。。4点も取られたけど うん、拍手だ拍手
5.修正能力:崖っぷちから1点差へ追い詰めた「現場の対応力」
後半半ばまでに4-1と突き放される苦しい展開 「このまま終わってしまうのか」という雰囲気をピッチ内で一気に打ち破ったのが、チーム全体の修正能力と言う表現にしておきたい
失点直後も下を向かず、ピッチ内での声掛けやポジションの微修正を実施(したよね!したよね!きっとそうだよね?) ボールの奪いどころをより高く設定し、縦への推進力を強めたことで、試合終了間際の2ゴールを生み出した うまくいかない時間帯があってもピッチ上で自分たちで軌道修正し、残り数分まで相手を恐怖に陥れた対応力は、今後のリーグ戦でも大きな武器になるはず
「ベースの深さ」に関するポジティブ/ネガティブの整理
繰り返しになるがここで今一度ポジティブ/ネガティブポイントの整理を
1. 「できたこと」(ポジティブな側面)
データやピッチ上での具体的な現象から、この試合が「アクションサッカー」として成立していたと言える理由は以下の通り
- シュート数(16本・枠内10本)と主導権の維持 失点を重ねる苦しい展開であっても、引いて守ってカウンターを狙うのではなく、敵陣へボールを運び続けて相手ゴールを脅かし続けた(4点とられたけど)相手にリードを許しても自分たちの手でゲームをコントロールしようとする意図が数字に表れている
- ハイライン&ハイプレスによる積極的なボール回収 点差が開いた場面でも自陣にブロックを築いて耐えるのではなく、チーム全体の位置(ライン)を高く保ち、前線からプレッシャーをかけて高い位置でボールを奪い返す姿勢を崩さなかった(4点とられたけど)
- ビハインド時における攻撃的カードの切るスピードと配置 失点直後に下を向くのではなく、ベンチ・ピッチ内ともに比較的素早く攻撃的なシフトへ切り替えた 終盤にはセンターバックの井上詩音選手を前線へ上げるパワープレーも含め、「自分たちから仕掛けて状況を打開する」という意思表示が明確だった。。。4点取られたけど
- 最後まで試合のテンポを上げ続けた姿勢 相手にタイムコントロールされて試合を終わらせられるのを許さず、パスのテンポと攻守の切り替え(トランジション)のスピードを自分たちから上げ続けた その結果が88分、90+2分という試合終了間際の連続ゴールへと結びついている
結果として4失点で敗戦とはいうものの、相手の圧力に流される「リアクション」に終始するのではなく、「自分たちのスタイルで押し込み、自分たちで試合を動かす」というアクションの姿勢を最後まで棄てなかった点に、この試合のベガルタ仙台の戦い方 アクションサッカーとしての本質があったのではないだろうか?
2. 「できなかったこと」(ネガティブな側面)

- 守備の連携・ミスの重なり: 失点シーン(DF・後ろ目の役割、強度、質、連携)では、普段と異なるDFラインやボランチの組み合わせゆえに「誰がどこをカバーするか」「細かな距離感」の落とし込み不足が浮き彫りだった DFラインとしては1点目の中央を華麗なパスワークで切り崩される屈辱的なゴールを許した 2点目のオウンゴールは工藤選手の責任ではなく、何故そこにボールを出されたのか?それまでのプロセスに対する選手達のアプローチが大きな課題として映った この日は勝つための布陣という事でリーグ戦出場メンバーとそれ以外の選手の混合だったが、その差は正直明らかだった この日結果を出せなかった選手はリーグ戦出場を果たすために自分が足りないものは何か等しっかり向き合い努力して欲しい、努力の限界に限界等ないのだ

おわりに
結果は敗退(4点もとられて)、アウェイの地で最後まで仙台の意地を見せつけ、肌寒い雨の中現地に駆けつけたサポーターにはまさに苦行 自分はこのサポーターに胸が熱くならずにはいられなかった 試合後の静寂、その後の福島側の歓声と雨音がリズミカルに流れる この悔しさからリーグ戦に食い込ん来るメンバーがきっといるはず いや、そうならなければ優勝等勝ち取る事はできないのだ 2026シーズンベガルタ仙台 今シーズンもチーム一丸‼
顔上げて行こうぜ FORZA仙台
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