序章(太陽にほえよう)
出演者:ボス(ボス&ゴリさん:森山監督)、ロッキー(井上選手)、山さん(奥山選手)、スコッチ(武田選手)、殿下(鎌田選手)、ジーパン(石井選手)、ラガー(五十嵐選手)、テキサス(荒木選手)、ブルース(岩淵選手)、マテウス刑事(インターポール:マテウス選手)、富山語(悪役:カターレ富山)、宮崎出刃次郎(友情出演:テゲバジャーロ宮崎)
あらすじ ここは陸奥仙台の七夕仙台署(ベガルタ仙台のクラブハウス)、ホシ(勝ち星)を追って、作戦を練るボス(森山監督通称ゴリさん) 周りには、我先にとホシ(勝ち星)をあげるために勝気にはやる若手刑事(選手)達 七夕仙台署が追っているホシの名前は富山 語(とやま かたる 本名:カターレ富山)後先かまわず、獲物とみるや一気に襲いかかるのが彼の手口 そして彼はやばい薬を自ら使用しているらしい その薬の名前は”特攻薬” 彼の出身が富山だけにこのやばい薬を作り、自身に試したことで、2月から西日本で躍動し相手を数々の恐怖に陥れ今日に至る 先週は九州の宮崎出刃次郎(本名:テゲバジャーロ宮崎)氏までをもこの特攻焼薬を使って襲ってしまったのだ そして今週、その富山語が大量の熱量と”特攻薬マシマシ”で東日本の仙台に乗り込んでくると言う情報が伝えられた 七夕仙台署の窓際 ブラインドに指を入れ少し開くボスことゴリさん 泉ヶ岳に沈む夕日を見ながら彼は考えていた ホシ(勝ち星)を挙げるための戦略を
ゴリさん「なぁみんな、語(カターレ)を挙げるためには何が必要だと思う?」 「こうして、こうして、もう猛獣はこうっすよ」若き日の武井壮ばりの身振り手振りでロッキーが言う 「うーーーん そうとばかりは限らんぞ ホシだけを見るな ホシだけを」冷静な山さん 「ではおとり捜査と言う事で、相手が”特攻薬”を使う前に思い切って2バックではどうでしょう?」大胆な提案をするテキサス 「相手を舐めるな2バックでは確実に相手に補足される 語(カターレ)をあなどっちゃいけない皆冷静になるんだ」と前線で体を張るブルース刑事のひとこと ゴリさん「よしっ まずはそれぞれの課題をブレークスルーだ その手始めにお前たち二人が西日本に行って裏を取ってきてくれ 裏を」 ゴリさんは富山語のスペースに現れるであろう徹底した裏どりをジーパン刑事とラガー刑事に託した 「次は語(カターレ)をみつけたらまずは任意でひっぱってこい ひっぱってきたら兎に角ゆさぶれ ゆさぶり続けたら必ず語(カターレ)からほころびが出る そこがチャンスだ」ゴリさんは揺さぶり役にスコッチと殿下を指名した そして、「最後はテキサスとブルースでとどめを刺す ホシ(優勝の勝利の星)は必ずこの仙台で我々が挙げる 最後語(カターレ)も”特効薬”を使って攻撃に出るとは思うが、そこで現行犯逮捕だ インターポールからマテウス刑事もかけつけてきてくれている ここは皆が仙台七夕署の誇りをもってしっかり守ってくれ いいかロッキー くれぐれも殉職(赤紙)だけには気をつけるんだぞ」

我々仙台七夕署の取る作戦は
ブレークスルー
富山の徹底した裏どり
左右からの揺さぶりだ‼
カターレ富山のこれまでの戦い
EAST-Aを圧倒的な安定感で制したベガルタ仙台と、WEST-Aを自慢の攻撃力でねじ伏せたカターレ富山 この一戦は、まさに「最強の盾」対「最強の矛」の激突 富山をどう攻略するのか、これまでの戦い方から勝手に考察
【データ比較】EAST-A王者 vs WEST-A王者
まずは、両チームの地域リーグラウンド(全18試合)の成績を比較してみる
| チーム | グループ順位 | 得点 | 失点 | プレースタイル |
| ベガルタ仙台 | EAST-A 1位 | 32 | 15 | 組織的な堅守と的確なゲームコントロール |
| カターレ富山 | WEST-A 1位 | 37 | 24 | 人数をかけた超攻撃的スタイルと鋭い速攻 |
脅威となる「富山の矛」:WEST-Aでの戦い方
カターレ富山がWEST-Aで見せた戦いは、一言で言えば「ハイリスク・ハイリターンな超攻撃的フットボール」 ベガルタ仙台が警戒すべき富山の特徴は以下の3点
- 前線への強烈な圧力と推進力: 富山はボールを奪うと、全体が一気に前傾姿勢をとる プレーオフ第1戦(宮崎戦)で決勝ゴールを挙げた古川真人選手をはじめ、前線に人数をかけてゴールに迫る破壊力はJ2・J3全体でもトップクラス(37得点)正直侮れない
- 背後を恐れないハイライン: 攻撃時に中盤やサイドバックが高い位置を取るため、相手を押し込む時間帯を長く作る
- GK平尾駿輝のビッグセーブ: 守備陣営が手薄になる分、守護神への依存度も高い 4月度のWEST-A月間ベストセーブを受賞したGK平尾選手が、決定機をことごとくストップしてチームを救っている 横浜のGK飯倉選手がいた時の戦い方に似ているような。。。
迎え撃つ「仙台の盾」:ベガルタの必勝戦術
では、この獰猛な富山の攻撃に対し、ホーム・ユアスタでベガルタ仙台はどのような戦術で挑むべきか?
1. 菅田選手を中心とした「網」でカウンターを絡め取る
富山は勢いに乗せると止まらない反面、攻撃時に前のめりになりすぎる傾向がある ベガルタの最大の強みは、18試合でわずか15失点というリーグ屈指のソリッドな守備ブロック プレーオフ第1戦(甲府戦)でも無失点勝利の立役者(少しやらかしもあったが)となり、自ら決勝点も奪ったDF菅田選手を中心とした最終ラインが、富山のスピーディーな仕掛けに対して「食いつきすぎず、遅らせる」守備を徹底できるかが鍵
2. 「ガラ空きの背後」を刺すトランジションの質
富山がWEST-Aで24失点を喫しているという事実は、大きな攻略のヒント 彼らが前線に人数をかけるということは、ボールを奪い返した瞬間、富山のセンターバックは広大なスペースで孤立していることを意味する
ベガルタは自陣でボールを奪った後、じっくり繋ぐのではなく、前線の選手が斜めに走り込んで富山のハイラインの裏を一発で突く「素早いトランジション(切り替え)」が最大の武器になる 相手が戻りきる前に、2対2や3対2の数的同数・優位な状況を作り出せれば、勝機は一気に広がる ここは石井選手、五十嵐選手の両WBがこのリーグの最高の〆として大活躍を期待したい
3. GKを揺さぶる「横の揺さぶり」
富山のGK平尾選手はシュートストップに優れています。正面からの単調なシュートは彼を乗せてしまうだけ カウンターで抜け出した際は、あえてシュートを打たずにペナルティエリア内で横パス(マイナスの折り返し)を使い、GKの目線と重心を揺さぶってから確実に仕留める冷静さが求められる 揺さぶり役は鎌田選手、荒木選手のツーシャドウ、最後は岩渕選手、荒木選手、中田選手で完結させたいところ
勝利の行方は…
富山が誇るWEST最強の矛が火を噴くか、仙台が誇るEAST最強の盾が弾き返し、鮮やかなカウンターで切り裂くのか 戦術的な噛み合わせは抜群で、90分間瞬き厳禁のスペクタクルな試合になることは間違いない 強度は異なるが、EAST-Aの相模原に似たようなタイプの富山 仙台としては相性は悪くないのではないかと勝手に思って試合応援に挑む
いざっ!!
試合前のスタジアム
天候は曇天 この日の仙台の最高気温は19度という事で、選手達にとっては動きやすい気候となった 年チケ対象外のプレーオフという事で販売状況も危惧されたが、ほとんどの席種が完売という事もありいつも以上に会場周辺は入場のための長蛇の列 また、会場入り口ではサポーターによるチームバス到着時の応援コール そして、この日はマテウス選手と中田選手のチャントも疲労された
ユアスタ劇場の幕開け

スタジアムの黄金、コレオ、フラッグ、これが本日ユアテックスタジアムに駆けつけた富山サポータを迎え、相手の戦意を喪失させ、蹂躙するための仙台サポーターの地の利(ホーム)を活かした今出来る最大限の戦略、武器 そしてコレオが下がると同時にベンチに向けられる”ゴリ センダイ”の文字

涙を流しながらカントリーロード歌うサポーター このステージに今立っている事の充実感 そしてこれから繰り広げられるピッチ上の戦いと地鳴りの前の一瞬の静けさ
本日の試合結果
明治安田J2・J3百年構想リーグ
プレーオフラウンド第2戦
2026.6.6 SAT 14:03 KICKOFF
ユアテックスタジアム仙台
ベガルタ仙台 1(4 PK 2)1 カターレ富山
- 得点者:
- 【仙台】前30分:中田 有祐
- 【富山】後45+3分:深澤 壯太
本日の出来高:沢山の感動とちょっぴりの悔しさ
賞金1500万円 (累計3650万円 大変良く出来ました‼)
【スターティングメンバー】
今日の仙台、ゴールマウスに守護神・林選手、最終ラインは奥山、菅田、マテウス選手 アンカーは本日松井選手、武田選手と鎌田選手がシャドウ役、両WBは五十嵐選手と石井選手、前線の組み合わせは絶好調の中田選手と岩渕選手が並ぶ 鎌田選手のシャドウ起用により明らかに富山をリスペクトしすぎず、攻撃的な布陣を組んだ仙台
- GK:33 林 選手(堀田選手)
- DF:3 奥山選手、5 菅田選手、19 マテウス選手(井上選手、韓選手)
- MF:2 五十嵐選手、6 松井選手、8 武田選手、10 鎌田選手、42 石井選手(南選手、杉山選手)
- FW:20 中田選手、27 岩渕選手(梅木選手、荒木選手、古屋選手、安野選手)
【前半】戦略通りの揺さぶりと中田選手のゆさぶりナイト!!

頭の中で、SUCHMOSのVOLT-AGEが大きくループする スタートからスタジアムを揺さぶる応援ヴォルテージマックスの仙台 サポーターの声援が選手たちの魂のオーラをひときわ厚くする
予想通り、いや予想以上に富山は良いサッカーをする 仙台に食いつかれないようワンタッチ、ツータッチでのパス回し 球離れとテンポよくボールを繋いで仙台陣内に攻め入る 仙台のバランスのギャップに流動的に富山の選手が動く 仙台は無理にチャージにいかず守備ブロックを組んで対応する 五十嵐選手が少し上がり目、石井選手が少し下がり目の布陣で、時折石井選手の前方には空きスペースが見えると言う状況
序盤は富山のペースだったが、徐々に仙台も押し返す 20分過ぎから相手の裏をくずすシーンが数回続く、中田選手と岩渕選手のコンビネーションで岩渕選手が2回ほど惜しいシュートシーン これは決まらず また左サイドのマテウス選手は相手WBに総力で負ける事なく安定な守備を披露 仙台と富山はフィジカルコンタクトもこの状況の中でいつになく激しく、厳しくなっていく
均衡が破れたのは、29分
仙台が中盤でのセカンドボールを奥山選手が回収、鎌田選手へあずける鎌田選手は前方の中田選手へ、ゴール前に人数が足りていない状態で中田選手は左サイドの石井選手へ石井選手は左前に流れてくれた武田選手へボールを渡すとゴールエリア手前中央に走り込んだ鎌田選手へ、そしてこの鎌田選手がパスを出したのは味方のつなぎを信じてんだゴール前に走り込み体制を作っていた中田選手 空中でコマ送りとなる鎌田選手のふわりとしたやさしいボールが中田選手の頭上へ 中田選手は自身のバードビューを最大限生かし、ゴールポストぎりぎりだとこの辺と言う感じで、ふわりとしたボールに勢いと魂を乗せ力強く首を振る ボールは富山ディフェンスの隙を突いてゴール左隅にツキササル!!!
「ゴォォォォーーーール!!!」
ネットが揺れ、スタジアムが揺れる
中田選手のゴールパフォーマンス 欧州貴族を彷彿とさせ丁寧なおじぎ まさに黄金騎士(ナイト)
魔物降臨
スタジアムのこの日も魔物が降臨 41分、富山の韓国の至宝MFチョン・ウヨン選手が岩渕選手と交錯し退場処分(岩淵選手は最初に仕掛けたという事でイエロー、チョン選手は岩渕選手へ首を絞める報復を行ったという事で1発レッド) しかしレッドをもらったチョン選手、この完全アウェーの異様な雰囲気の中でこの後の冷静さ、レッドカードは残念だったが、この後のチームの事を考え淡々と判定を受け入れていた彼の行動は流石と言うように見えた
これによりベガルタは先制点に加え、「残り50分以上を1人多い状態で戦う」という、圧倒的優位なシチュエーションを手にして前半を折り返したのです しかし、自分としてはこの時、昨年の大分戦をひそかに思い出すのだった
【後半】魔物ちゃん間違って2度目の出現(それも相手側に)
1人少ない富山に対し、ベガルタはボールを保持しながら時折鎌田選手をトップ下にして武田選手、松井選手でのダブルボランチのような形にして時計の針を進める作戦をとる しかし、富山は相変わらずテンポ良いパスで仙台陣内に入り込む
- 66分 岩淵選手、中田選手に代え荒木選手、古屋選手を投入し前線にフレッシュなメンバーを投入し富山の前進を逆手に取る作戦に出る仙台 富山も66分、73分と二人ずつ投入し全体をフレッシュな体制に持って行き圧力ダウンをふせぐどころか出力をさらに上げていく
- 76分 奥山選手から井上選手、武田選手から杉山選手とこちらも相手の圧に対抗すべくフレッシュな選手を投入
富山は1人少ないとは思えない割り切った堅守とカウンターに切り替えてくるが、1点リードしている仙台も無理をしないため(後半シュート0)膠着した状態が続き、時計の針は90分を超える
アディショナルタイムは5分 な が い な
すると富山の交代出場のDF深澤壯太選手に、ゴール前一瞬の隙を突かれて同点ゴールを許す 深澤選手はゴールエリア右後ろからフリーで侵入し、放ったヘッドは前方の井上選手の頭上を越え、林選手のセービングも届かずゴールを割る
あまりのスタジアムの熱狂に一度引っ込んだユアテックの魔物がもう一度出現 それも相手側に現れた瞬間 これも万物一致の法則か?(号泣)
しかしこの日のサポーターは一瞬の静寂を感じさせない応援力 引き続きピッチの選手に声援を送る
このまま90分の死闘は決着つかずゲームは延長戦に突入
Breakthrough(ぶつかり合い)
延長戦に入り、お互いに満身創痍 特に10人の富山は 足をつっている選手が続出 ベガルタ仙台は終盤追いつかれた悔しさから、ベンチ前で輪になるものの選手達の間で怒号が飛び交う、ピッチに託された者への責任の追及、取り戻せない痛恨、自分の生き方を変えかねないこの大一番に臨む者の覚悟、しっかり前を向き歯を食いしばる者、泣いている者、なだめる者、目的は同じだが一本の線にならず点が散らばっている状態 森山監督が一言「XX泣いてる場合じゃねーぞ」 一瞬時が止まり、皆が我に返り前を向いた瞬間
ここを越えなければ優勝もJ1昇格の目標も到底達成など出来る訳がない この時輪になった誰もがそう思ったに違いない
プライド、気力、魂、限界の限界?
ベガルタは延長に入ると松井選手→梅木選手、石井選手→南選手と交代しゴール前でのポスト役を梅木選手に、サイドからの切り込み役を南選手に任せ富山ゴールの粉砕に挑む
富山もまた、元ベガルタ仙台のの實藤選手や前線に松田選手といった経験豊富な選手を次々と投入し、泥臭く守り、10人とは思えない運動量で牙を研いでくる
プライド、気力、魂、限界の限界 限界の底知れぬさま。。。
梅木選手の脳震盪での交代そして安野選手の投入
その瞬間、延長後半終了の笛 お互いにスコアは動かず
百年構想リーグの王者の行方は、「PK戦」へと委ねられた
シールド&声援シャワー&大明神

PK戦は北側 ゴールスタンドを黄金に染めるベガルタサポーター GKは大明神林選手 負ける要素全くなし、”魔物には魔物スプレーでしばし眠っていただく”
サポーターの凄まじい林選手への声援がゴール前のシールドとなって相手キッカーに圧をかける

| 本数 | ベガルタ仙台(先攻) | カターレ富山(後攻) |
| 1人目 | ○ 菅田 真啓 | ○ |
| 2人目 | × 安野 匠 | ✕ |
| 3人目 | ○ 五十嵐 聖己 | ○ |
| 4人目 | ○ 古屋 歩夢 | ✕ |
| 5人目 | 〇南 創太 | – |

このシーズンを象徴するかのように、最後はベガルタの若きドリブラー南選手が見事にPKを決める
戦い終えて
一時は同点に追いつかれ、どん底に突き落とされた仙台、最後の最後に勝利の女神を引き寄せたのは、選手たちの諦めない心、そしてユアスタを最高の劇場に作り上げ選手を鼓舞した多くのサポーター
加えて言えばPK勝利の中心にいたのは、このリーグで大きな成長を遂げた安野(はずしちゃったけど)、古屋、五十嵐、南選手とゴリさんに沢山の愛情を注がれたヤングベガルタ
二度とない「明治安田J2・J3百年構想リーグ」40チームの頂点をつかんだ瞬間


森山監督(通称ゴリさん)が仙台にもたらした栄光
沢山の愛情を注がれた選手達
Gori 燦々
WE ARE SENDAI!!!!!!!!!!!!(感涙)
※こちらも良かったら見てください これまでブログで使用した素材をまとめて「明治安田J2・J3百年構想リーグ」EAST-A ベガルタ仙台の軌跡をショートムービーにまとめました
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