校舎の影芝生の上
すいこまれる空
幻とリアルな気持ち
感じていた
、、、
行儀よくまじめなんて
出来やしなかった
夜の校舎窓ガラス
壊してまわった
逆らい続け
あがき続けた
尾崎豊 「卒業」より
中学校二年生の秋
学校で生徒会の選挙が開催された
自分は会長候補者の推薦人
選挙ポスターを制作
キャッチコピーは「黒いピーナッツ※は配りません‼」
「一切ワイロは渡しません‼」
「×××をよろしく」
というものだった
当時のトレンドをつかみつつウィットを効かせたポスター
習字描きで硬派な印象も醸し出してみる
そんな制作側の思い
ポスターを張り終えた放課後、校内放送で自分の名前が呼ばれる
職員室へすぐ来なさいと言うアナウンス
職員室に向かう
校長先生から直接長々とお説教をされる
内容が不謹慎 そんな感じだったと思う
教室に戻ると当時23歳の講師の担任が
「〇〇ありゃぁ~まずいよぉ」と諭すように私に語り掛ける
その状況から、私に指導する前段で校長先生にこってり生徒指導について絞られたようである
当時自分では悪い事をした感覚はなく
「大人の悪さのパロディーなんだけどなぁ」という思いが強く、反感しかわいてこなかった
多分態度にも出ていたんだと思う
担任の先生はその意図も汲んでくれて、私にやさしく対応してくれた
先生のために、しかたなくその日のうちに校内のポスターを全回収
相手の立場や気持ち、その時代の出来事のとらえ方等、その時は自分の事しか考える事ができなかった
夜の校舎窓ガラスは壊してまわらなかったが、ポスターははがしてまわったVEGAPAPE14歳の夜 でした
※黒いピーナツ:一部ウィキペディア引用
アメリカの航空機製造大手のロッキード社による、主に同社の旅客機の受注をめぐって1976年(昭和51年)2月に明るみに出た世界的な大規模汚職事件である。当時この事件がきっかけでワイロの事は「黒いピーナツ」と呼ばれていた。
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