七夕の願いとマジックアワー

ほっこり

パチンコライターなる職業がある
30兆円産業とも呼ばれていたバブル時代のパチンコ業界
田山幸憲さん
池上蓮さん

1990年代、自分が特に好きだったライターさん

玉をはじいて大当たりをひたすら待つと言う単純な作業
この動作を彼ら自身独特の思考で文章に綴っていく
目先の玉の動きと結果に一喜一憂などせず、ひたすら玉を打ち入賞と言う試行回数を増やし結果を求めて

無心で冷静に、ある意味禅僧的な、時に哲学者的な
加えて田山さんは数学的な
池上さんは文学的な

好きだったお二人とも残念ながら病魔に倒れ今はこの世にいない

今では斜陽産業になってしまったパチンコ業界
自分も今はホールには年に数回しか足を運ばない
時間の余裕も懐の余裕も、そして何より体力、視力の衰えが原因か、、、あっ、そういう意味では”魅力”もなくなった

そんな自分だが今日近所のパチ屋に足を運んでみた

入り口に入ると、笹のポスター
仙台七夕も近いと言うことでお客様からの願い事がかけられている

内容は一部大喜利状態
遊戯の前に読み入ってしまった

「兄貴、、、助けて‼」
悲痛である、助けて欲しい人はパチ屋に来ない方が無難と思う

「借金返済頑張る」
方向性自体誤っていると思います

「お母さん 2男の俺を守ってください」
天国のおかあさんに向かって言っているようだが、お母さんに心配かけないのが一番の親孝行では?(笑)

そして、ことのほか母親への感謝、お願いが多い事に気づく

後ろめたさをかかえつつ、今日もホールに通う少し甘えん坊なギャンブラー
(プロファイルするとこんな感じなのだろうか)

田山さんや池上さんの事を想いながら、いつの間にか自分が天国にいる立場になってそんな七夕飾りのメッセージを俯瞰していた
(天国でも皆の事が心配で、ゆっくりんなんかしてらんないな)素直な感想 ふっ

席に座るとバブル時代の隆盛を振り返りながら、ひたすら試行回数を重ねていく          どんな時も無表情で一喜一憂しないのはライターのお二人をリスペクト、、、大人になれない自分には少々難しい所作ではあるが

少しばかりの勝利を得て出た夕方の空はマジックアワー

天国にいる田山さん、池上さんは楽しくやっているだろうか?
そして、天国にいるすべてのギャンブラーのお母さん                      心配が尽きないかもしれませんが、やさしく子供たちを見守ってあげてください。

少しでも世の中の景気が良くなりますように
今日も頑張った人が報われますように

おやすみなさい

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