今年85歳になる母は耳が遠い
久しぶりに実家に帰省した際も、自分の声が鼻づまりの声に聞こえるらしく「風邪ひいてる?」と何度も確認される
私「ひいてねーよ」とめんどくさそうに返答
相手が何を話しているか聞き取るための母の術は、自称「読唇術」だそうで
相手の口元を凝視し、前後の聞き取れた音と組み合わせ内容を理解しているとの事
そんなテクニックを駆使しながら日常生活をしていたそうだが、マスクで口元を隠すコロナ禍では母の読唇術も使えず大変苦労しているとの事だった
そんな母とひょんな事からテニスの話になり盛んに母が「ニッコリ」が「ニッコリ」がと言う
何がニッコリなのか、笑顔なのか、smileなのか理解っできない私
よくよく聞いていくと、日本の第一人者の男子プレーヤーで、ここ最近は怪我のためプレーできていない
ん???
もしかして
母「そう ニッコリよ‼ にっこり ケイ‼」
私「ニ・シ・コ・リ」
母「ニ・ッ・コ・リ」
どうも母は耳が遠いため錦織選手の”シ”の音が無声音となっているらしい
新聞等の活字と比較すればわかりそうなものだが、そういうことをしないのがこれまた母である
耳が遠くなり、母は自分とは異なった言語の世界に身を置いているようだ
ある意味、それはそれで自分もおそらく行く道
悪くもないかなと思う
以降少しだけ母に寄り添って、3ボリュームぐらい上げたトーンでゆっくり話す
時折、口だけ開いて声を発せずに、母の自称読唇術とやらのレベルを確認しながら、、、
耳なんて遠くて良いから元気で長生きしてちょーだい‼
※2025年1月5日 錦織選手が香港オープンで6年ぶりのツアー決勝進出との記事を新聞で見た
錦織選手頑張ってください‼
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