闘魂 燃ゆる スタジアムに滾る情熱の”赤” 2026年10月11日モンテディオ山形対ベガルタ仙台

サッカー
漲る闘魂

試合前

同じリーグにいる以上年に2回訪れる山形との「元祖みちのくダービー」 順位やここまでの結果、直前の勢いは度外視 サポーターもこの試合ただ勝つためだけに精力を注ぐ 天候は晴れ 気温は23度、湿度60%の最高の舞台 集った両チームのサポーターは18.000人越え 

チャンスを自ら手放した者達の逆襲

ルヴアン杯、天皇杯とどちらも初戦で落とした仙台 松澤選手の一言がその試合に出たものたちへの覚悟を問う サブメンバーの気持ち・雰囲気を一変させベクトルを同じ方向に導いた彼の言葉 彼もベガルタ仙台を支える戦士 自分達の行動・プレーが招いた結果をいつ訪れるかわからないチャンスのために、死に物狂いで磨き続ける それがチーム一人一人の責任でありプロでいるための最低条件という事を改めて教えてくれた そして今日、そのうちの何人かがこのNDスタのピッチに立つ

この日チームは井上選手、中島選手、石井選手、五十嵐選手とこれまでチームの好調を支えてきた主力を怪我や体調不良で欠く緊急事態 満身創痍ではあるがチーム全員が戦力 しかしこの状況はこれまでベンチ入りできなかった選手達のへの逆襲の機会が巡って来たともいえる そしてその機会とは相手の選手サポーターもボルテージマックスで迎えるみちのくダービー 今日出場するベガルタ仙台の選手達は混迷の渦に飲み込まれることなく首位チームたる戦いが出来るか?

本日のメンバー

本日のスタメン、加入後初スタメンとなる浅倉廉選手 注目すべきは中盤のポジショニング 普段の1アンカーではなく、山形にアンカーの両サイドのスペースを狙われないよう、武田選手が一段低めの位置まで下がり、実質的に奥山選手と武田選手の2ボランチ気味のポジションを取るポジショニング シャドウは浅倉選手と下がり目の岩渕選手が組み梅木選手のワントップのような状態を形成 良いニュースとして心選手がベンチ入り ベガルタの選手は今年武田選手、梅木選手、心選手、井上選手と顔面の怪我が多いが心選手のベンチ復帰はこころ強い限り

  • 先発メンバー
    • GK:林選手
    • DF:高田 、菅田 、マテウス モラエス選手のスリーバック
    • MF:奥山選手(アンカー気味の左)、武田選手(アンカー気味の右)、相良選手(左WB)、浅倉、岩渕選手(ツーシャドウ)杉山選手(右WB)
    • FW:梅木選手のワントップ
  • 控えメンバー(サブ)
    • 堀田選手、韓選手、松井選手、工藤選手、鎌田選手、南選手、荒木選手、宮崎選手、心選手

試合公式スタッツ

  • スコア: モンテディオ山形 0 – 1 ベガルタ仙台(かちぃましぃたぁ~)
  • ボール支配率: 山形 56% / 仙台 44%
  • シュート数(枠内): 山形 11本(3本) / 仙台 9本(4本)
  • パス数: 山形 512本 / 仙台 398本
  • FK / CK: 仙台 FK 14本 / CK 3本

数値上ポゼッションでは山形に持たれる状況、しかし仙台の狙いは明確だった

試合経過

前半の強プレス且つメンバーの連動、リードした後の守備ブロックの妙と終始大人の戦い方を見る事が出来た試合だった 仙台 つ よ い

前半:密集に咲いたカ”レン”な花!怒涛の攻撃とどめの一撃

開始早々8分 右サイドから高田選手がゴール前にやわらかいクロスを供給 これは相手GKがセーブ 前線からのハイプレスで奪っては素早く縦へ刺す、仙台の鋭いカウンター攻撃が機能し始める

12分にディフェンスリーダー菅田選手がカードをもらうヒヤリとする場面もあったが、中盤では奥山選手と武田選手がしっかりとボール吸収のフィルターとなり、山形の決定機を未然に防ぐ

山形はバックラインから中盤に差し込むルートを仙台の連携に阻まれ後ろでボールを保持する時間が長くなる 前線へのロングフィードも仙台でフェンスの網にかかりなかなか好機を作り出す事が出来ない

一方の仙台は前線から梅木選手、岩渕選手を中心としたプレスが機能、武田選手、相良選手、浅倉選手、杉山選手と小憎らしいパス交換が出来る中盤をそろえた仙台は相手をいなしながら縦に早い攻めを繰り返す

17分、浅倉選手のシュート気味のパスに梅木選手がダイレクトで合わせるも枠外

19分にはペナルティエリア内で、右サイドから猛然とオーバーラップしてきた高田選手へ浅倉選手が見事なスルーパス!高田選手が泥臭く滑り込んでシュートを放つが、惜しくも枠を外れる この日も高田選手が躍動 

26分:怒涛のラッシュ・とどめの一撃!

そして迎えた26分、ペナルティエリア前でのベガルタ仙台怒涛のラッシュ!!!!

左サイドから相良選手 ➔ 奥山選手 ➔ 武田選手と細かく素早く繋ぎ、相良選手がゴール左から右足を一閃!

ゴール前は両チームの選手が入り乱れる大混戦、跳ね返りを梅木選手が泥臭く彼らしいシュート!これは相手ディフェンスにはじかれる

繰り出されるベガルタ仙台のマシンガン

その混戦の中、まるで密集の中に一輪の花が咲くかのように現れたのは、初スタメンの浅倉廉選手!

ズドン!と右足を振り抜き、ゴール上へ叩き込む! これはGKもノーチャンス

ゴーーーーール!! 仙台先制! [1-0]

ゴール前の仙台の圧に山形ディフェンス陣も押し切られた見事なゴール そして華麗でカ”レン”な浅倉選手のゴール 素晴らしいの一言

この後、前半は山形にボールを持たせつつも、奪えば一気に相手ゴール前へなだれ込む形を何度も作り出し、見事に主導権を握ったまま1点リードで折り返す

後半:日向忍者のごとき運動量の高田選手、クロージングはお手のものの交代策

後半開始早々の47分、武田選手のフリーキックを高田選手が頭で繋ぎ、梅木選手が強力なヘディングシュートを放つも相手GK正面 50分には細かいパス連携から杉山選手がシュートを打ち込むが、これもキーパーに阻まれる 杉山選手は幼稚園の年長さんのような悔しさを体で表わす(その場でじだんだを踏んでびよよよ~んと伸びる的な)

56分には右後方から高田選手が再び猛然とオーバーラップしてヘディングシュート 攻撃でも守備でもピッチのあらゆるところに顔を出す姿は、もはや彼は「日向忍者(知らんけど)」そのもの!

62分、山形の右サイドには100年構想リーグで栃木時代に五十嵐選手が苦しめられた川名選手が入っていたが(なんでも怪我で7試合ぶりの出場との事 この選手は自分的に前から結構注目していました)、この日の高田選手は決定的な仕事を一切させずシャットアウト 圧巻の運動量と守備のポテンシャルを見せつけてくれた 

68分〜:ツーシャドウの動から技への移行と盤石のクロージング

68分、チームが動く

相良選手に代えて南選手、岩渕選手に代えて鎌田選手を投入

梅木選手の下に、浅倉選手と鎌田選手が並ぶ「技巧派恐怖のツーシャドウ」が確立

72分には、このツーシャドウが見事な連携を見せる 浅倉選手と鎌田選手が細かくパスを交換しながら山形バイタルエリアを切り崩し、最後は鎌田選手が中央からシュート! ここは惜しくも枠を外れたものの、彼等が織り成す前線でのコントラスト 最高の崩し

75分、仙台はさらに交代カードを切り梅木選手に代えて宮崎選手、奥山選手に代えて松井選手を投入 前節まで松井選手は出ていなかったが怪我明けか? 前線と中盤の底、前後で強度を高める

ゴール前をがっちりロックし、前線の強度を高めて追加点を狙いつつ、クロージング準備に入る仙台 もはや試合運びが大人

83分には相手が前がかりになった隙を見逃さず、右サイドから抜け出した宮崎選手が決定的な場面を作るが得点ならず 一瞬の隙を見逃さない仙台 山形に脅威を与える

90分、武田選手に代えて守備職人工藤選手を投入し、ゴール前に完璧な「二重ロック」を完成させる

アディショナルタイムの5分間も、仙台の選手たちは極めて冷静「大人な対応」を徹底 山形に反撃の隙を一切与えることなく、タイムアップの笛を聞く

試合結果

モンテディオ山形 0 – 1 ベガルタ仙台

(得点:26分 浅倉廉)

試合雑感

連勝の中にありながら怪我人多数という危機的な状況の中、浅倉選手、相良選手、杉山選手とそれぞれの持ち味を発揮 前線からの強プレスから一気に縦に早い攻撃を仕掛ける仙台は集団で獲物を捕食する狼の如く 敵地NDスタという完全アウェイのプレッシャー、そして「みちのくダービー」という絶対に負けられない重圧の中、個の力を総合力と言う塊の中に仕込みながらピッチ上で体現してみせた

価値あるウノゼロ(1-0)勝利 ポゼッションで優位に立たれながらも試合をコントロールし切った戦術眼、最後まで体を張り続けた執念はまさに「ダービーの勝者」にふさわしいものだった

浅倉選手が試合後インタビューで語った「ダービーは勝ってナンボ!」

最高の日曜日 首位堅守 FORZA仙台

※画像と写真は後で整理します‼

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