代打 俺

ほっこり
青春の学びや

人は緊張すると手が震えたりする
体感したのは中学1年の時

校内で弁論大会があった
ご存じの通り、弁論技術が評価の中心となるが、田舎の中学のイベントなので主張の内容とそれを
論述する表現力あたりが評価の対象だったと思う                        弁論大会は当日の午後の時間が割り当てられている

その日まで自分はその大会の部外者であり一聴講者のはずだった

大会当日の朝、クラスの女子が
「先生、XX君熱出して今日学校来れないそうです」

なんと弁論大会の発表者の彼XX君が熱を出して休み

そしてその休みを伝えた女子が
「でもXX君から弁論大会の原稿を預かってきました‼」
誇らしげに彼女の手元には原稿

XX君の原稿の内容は部活の事について書かれていた模様
1時間目終了の休み時間に担任が教室に入ってきて皆の前で私に一言

「●●、XXの弁論原稿代わりに読んでくれないか?」
私はXX君と部活が一緒だったために、先生がいきなり私をXX君の弁論大会代打に任命

「いやです 絶対いやです」とひたすら拒否
休憩時間の10分程度でそんなやり取りをして私が拒んでいると
先生は
「んじゃ いいや お前には頼まないっ‼」
とXX君の原稿をぐしゃぐしゃにしてゴミ箱へポン 

まわりの女子が一斉に冷たい目で私を見る

2時間目終了後の休み時間
ゴミ箱から原稿を出して綺麗にするクラスの女子と私に延々と説得を試みるクラスの女子
何故かこんな時クラスの女子は連携が良く団結力が強くなる

そんなこんなで3時間目及び4時間目終了の昼休みに私への説得は延々と続く

。。。まいりました やりますよ やりゃーいいんでしょ
(しまった 折れてしまった‼)
スキップ踏みながら職員室の担任に伝えにいく女子

仕方ないので担任にも自ら代役をやりますと伝え覚悟を決める
喜ぶ担任をしり目に”なんて日だ‼ な自分”

と言うことで、弁論大会の弁論でもなく自分としては
「XX君の代読大会」と位置付ける
つい半日前まではただの聴講者の一人だったのに。。。

本番となり自分が登壇すると自然と手が震えた

「えっ人って緊張すると手が震えたりするんだ」
この時初めて学んだのがこの感覚であった

それからの事は全く覚えていない
終わったあとはホットしている事もあり
「特別賞もらえんじゃないか?」なんて思っている自分をどこまでポンコツなんだと戒めながら
緊張して全校生の前で、少しのギャグも飛ばせなかった自分に後悔が残る
その日、他の代表者の素晴らしい弁論は私の頭には全く残っていない。

数十年経っても思い出す酸っぱい 否 
渋い思い出

勇気があればなんでもできる~
そうは思えなかった13歳の秋

さぁ皆さん 生きてりゃそりゃいろいろありますよ(大汗)
今日も頑張っていきましょう‼

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コメント

  1. すおがまのアナゴっつぁんです! より:

    アナゴです。
    とても、おもしぇお話すですた〜
    んだよねぇ〜って思い出
    色々あっけんどもっしゃぁ、、、
    いやはや、まんず頑張るっす!

    • VEGAPAPE より:

      アナゴさん
      コメント有難うございます
      同級生に見られればバレバレの思い出ですが
      誰も見ないと思うので(笑)
      こんな経験している人って私だけかなぁなどど
      たまに思い出す”渋い”経験です

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