友達と夕暮れまで遊び帰宅
自宅の茶の間には父と兄が何やらちゃぶ台の上の銀色の筐体を凝視
「しーーーっ」と兄
私は声を出してはいけない状況だと悟り「ただいま」も言わず父と兄とちゃぶ台の上の銀色の筐体に注目
ちゃぶ台の上の銀色の筐体はどうやらラジオカセットテープレコーダー※1(通称ラジカセ)と言うらしい
上記は父が購入してきたラジカセを、兄と二人で操作方法を見ながらこれから録音機能を試すところのワンシーン
周りのTVの歌だか音だかを録音※2しようとしていたところに私が帰宅したと言う状況
ひとしきりTVからの音
なんだか自分、息苦しいぞっ つ・つらい、、、
その理由は「シーっ」と言われて息まで止めていた自分
苦しぃの合図(ただ真っ赤になった顔)を兄に送る
兄から”OK”のサイン
私「ほーーー よがったぁ‼」
ガチャ(録音停止ボタンを押す音)
その後三人で録音というものがどういうものかカセットの再生ボタンを押して
確認
「〇×△@@@jvふぁsdkj」とさっきまでのTVの音が忠実に再生される
三人で「はぁーーー」っと感動
そして録音再生はフィナーレを迎える
ほぼ終わりに差し掛かったところで
「ほーーー よがったぁ‼」と間抜けな子供の声
父と兄は大爆笑
どうやら兄は私に声出して良いよの合図を送った後に録音停止
ボタンを押したらしい
今度は息苦しさの赤ら顔とは違った赤い顔になる自分
ラジカセから聞こえる自分の声は、普段自分の骨格の振動から伝わる骨導音に加え、空気の振動から伝わる気導音の融合
そしてそれは紛れもなく間抜け声である
自分もおかしさに耐えきれず爆笑
その夜、我が家の食卓は母も交えて
「ほーーー よがったぁ‼」再生のオンパレード
昭和な晩餐
今日も良い一日を‼
※1因みに我が家のカセット1号機は
SONYのCF-1400
FM/AMラジオ カセットコーダー
マイクインマチック 1400 大活躍でした
※2カセットテープに録音する事を当時「吹き込みと呼んでいた」
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