無重力な日

ほっこり

自転車は楽しい
自転車に乗れるようになり一気に行動範囲が広がった小学1年生の自分

自分の住んでいた街は周りに田畑が広がる典型的なド田舎
当時は車もそんなに多くは走っていなかった
家の近くの町道、県道はほぼ自分の専用道路

学校から帰り自転車に乗りあてもなくサイクリング
(正確には近所を流しているだけであるが)

空は晴天
遠くから飛行機

空を見上げ自転車をこぐ
飛行機が自分の頭の真上に近づく
思いっきり顔を上げて飛行機を見上げる
のどかな午後のひととき

後ろからクラクション

一瞬自分から重力が消えた

次の瞬間私は道路と脇にある田んぼの側溝に自転車ごと落ちていた(交通事故ではありません)

後ろからクラクションを鳴らしてくれた車は道路からそれて側溝におちそうになっている私に対して注意喚起のクラクションだった模様

幸いなことに全く怪我無く自転車ごとすっぽり側溝にはまっている自分

なんか気持ち良い

うーーーん そ う か い

人生で一番重力を感じなかった瞬間である

今日も一日元気に頑張りましょう‼

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