歯医者さんは基本嫌いである
嫌いであるが、虫歯が痛いのは我慢ならないので通う
小学三年生の頃、虫歯の治療で隣町の歯医者さんへ一人で通っていた
先生は50代~60代のベテラン先生だったと思う
がたいが良く無口、それでいて治療は繊細な感じ
待合室に入ると当然健康な歯の状態の人はいないわけで、頬っぺたの腫れたおばさんや虫歯が痛くて泣いている女の子など治療前からげんなりである
自分の名前を呼ばれ治療台に座る
子供ながらに腹をくくる
私の治療の際に先生は器具を交換したらしく、色々調整中
いよいよ治療
私は口を大きくあけて緊張しないようにできるだけ楽しい事を考える
キュイーーン
お約束の耳にひびく高速回転の金属音
治療器具の音とともに、なにやらピッピッとも音がして
ほほに冷たい感覚を覚える
少し間をおいて先生と助手のおねぇさんが大笑い
状況がわからない自分
「ごめん ごめん 油飛んだ‼」
先生がそう言うと助手のおねぇさんが蒸しタオル(なんで蒸しタオルなんかあったんだろ?)
で私の顔をそっと拭く
「あらーどろぼうみたいになっちゃった」
助手のお姉さんがそういうと先生と顔を見合わせて再度大笑い
その後、鏡で自分の顔を見せてもらった
うん 泥棒である しょうーがないので自分も笑った
新しい器具の交換をした際に先生が油を多く差しすぎて、回転とともに油が私の顔に飛び散り
それを蒸しタオルで拭いたところ泥棒顔になったという話
その後、治療が痛かったのか痛くなかったのかは全く覚えていないが、助手のおねぇさんが
蒸しタオルで丁寧に私の顔を笑いながら拭いてくれた事だけ覚えている。
顔は泥棒でも 悪い事はしていませんよぉ~
歯磨きはちゃんとして(※)
今日も一日頑張りましょう‼ FIGHT
※8020運動
80歳まで20本以上自分の歯を残しましょうと言う運動
平成元年(1989年)に厚生省(当時)と日本歯科医師会が提唱し開始された
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