天才と呼ばれたおとこ

サッカー
流れる それは時に鋭く、時にやさしく

ベガルタ仙台30周年記念企画 
ベガルタの系譜
<第21回>
望月 重良 MF#33 2003

覚えているだろうか
短い在籍期間であったが、ベガルタ仙台に天才と呼ばれた選手がいた事を

サッカーどころ静岡県出身で清水FC⇒清水商業⇒筑波大と進み大学時代はユニバーシアード日本代表に選出され優勝に貢献するなどその経歴は輝かしいの一言 
大学卒業後は1996年名古屋グランパスエイトに入団、1997年には日本代表に選出されるなど類まれなる努力とその実力でキャリアを重ねる

中盤の底からウィング、FWまでこなすマルチな才能を持った望月選手は本人の努力もさることながらその天性の才能からキングカズからも天才と称される程であった

そんな望月選手がベガルタ仙台に在籍したのは2003年8月から翌年1月までのジェフからの期限付き移籍
仙台での試合は14試合と多くはなかったが、天才と言われた望月選手が仙台でプレーしている事自体信じられない事であり応援できる事が本当に幸せであった

仙台からジェフに戻った2004年、彼は国の特定疾患に指定されている特発性大腿骨頭壊死症を発症
この病気は原因がはっきりしておらず、骨組織が壊死し関節が変形・破壊する病気であり激痛を伴い、関節の動く範囲が狭くなったり、跛行(はこう、足を引きずって歩く事)を生じたりする病気との事で、仙台在籍時もこの疾患の前兆を抱えてのプレーだったのではと勝手に推測

福永選手や財前選手、マルコス選手同様、今でも怪我がなかったらと思うベガルタ戦士の一人である

2024年現在はサッカーにも関わりながら実業家としても活躍中

ベガルタ仙台 背番号33 天才と呼ばれたおとこ 

望月選手 有難うございました‼

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