設備系の24時間業務で輪番と呼ばれる夜勤業務をしていた今から30年以上も前のこと
泊り、明け、休み、休み、日勤、日勤と所謂六輪番の業務体系
会社には社員食堂はあったが、夜勤の時は食事は自前
家庭を持っている先輩はお弁当を
独身の自分達は出前等で自己解決
市内では働いていたが、コンビニも今ほど多くなく、更にコンビニの弁当等はスタンダード化されていなかった。
自分が泊り当番の時、当時付き合っていた今の妻に
「今日、弁当お願いできないかな?」と唐突にお願い
前日に言うわけでなく、当日のそれも夕方に、、、
今思うと、相手の事を考えない自分勝手な行動
幸い彼女(今の妻)は二つ返事で「いいよ 作ってもってく」
会社の前につくと彼女は電話で私に連絡
会社の前で彼女の作ったお弁当を受け取る
感謝、感謝
夕食の時間は勤務の関係もあり20時頃
彼女の作ってくれたお弁当の蓋を開ける
ごはんの上には海苔とゆかり
ゆかりの方が量多めだからゆかり弁当か

おかずは魚と煮物系
おぉ、若いのに(当時彼女は22歳)ゆかり弁当だなんて
古風なところあるなぁ
そして、健康を考えて煮物系なんてやるじゃないか
幸せ、幸せ。。。
なんて自分の勝手な要求に答えてくれた彼女に感謝し、おいしいお弁当をほおばる自分
数年後めでたく彼女と結婚し、さらに数年経ったが自分達の食卓には「ゆかり」は出てきた事がない
ある日、妻に
「独身時代の宿泊勤務の時にいきなり弁当お願いしたけど、あのお弁当
おいしかったよね」と私
すると妻が
「あはは、あのお弁当ママが作った‼
古風だったでしょ」っと
私が彼女の愛情を感じて食したお弁当は、お義母さんが作ってくれたお弁当だと言うことが判明‼
なるほど、妙に納得
今は天国のお義母さんへ
今まで沢山のおいしいものを食べさせていただき有難うございました。
その中でもお義母さんのゆかり弁当の味は忘れられません‼
皆さん、自分以外の人が作ってくれたお弁当は色々な思いが込められています
今日も感謝して食べましょうね‼
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